10月28日(月)に2年生が、先生や保護者の方々に見送られる中、3泊4日の見学旅行へ出発しました。1日目は、バスで新千歳空港へ向かった後、航空機で伊丹空港に降り、バスで京都の清水寺を訪ました。
学校から新千歳空港へ向かう車中では、これから始まる旅行への様々な期待感が漂っていました。新千歳空港では、航空機へ搭乗するまでの間、昼食をかねて空港内の施設を見学して歩き、様々な発見をしたようです。
伊丹空港から清水寺へ向かう車中では、大阪や京都を中心とした歴史的な営みや近代から現在にかけての都市の発展についてのガイドさんの説明に耳を傾けていました。また、多くの観光客でにぎわう清水寺では、美しい夕陽に照らされた建物や遠くに臨むことができる京都の街並みを大いに堪能しました。
2日目は、朝からあいにくの雨模様となりましたが、生徒たちは、京都・大阪方面で自主研修を行い、京都駅から新幹線で品川駅へ向かった後、バスで浦安にあるホテルへ移動しました。
自主研修では、生徒たちが各グループに分かれて、事前に設定したテーマや計画に基づき、伏見稲荷大社、京都御所、東寺、東本願寺、寺町京極商店街、渡月橋、道頓堀、海遊館などを訪れました。
徐々に暮れてゆく中を東京へ向けて疾走する新幹線の車中では、途中、山頂に雪が積もった富士山を遠く臨むことがき、その雄姿をカメラで撮影する生徒もいました。
さらに、品川から浦安へ向かうバスの車中からは、高速道路で渋滞する車の赤いテールランプと高層ビル群の灯りが目につき、京都の風情ある街並みとは異なる都会の現代的な雰囲気を感じました。
3日目は、早朝から霧が立ち込めていましたが、時間が経つにつれて、日差しが強くなり、雲一つない快晴となりました。この日、生徒たちは、東京ディズニーランドまたはディズニーシーにおいて、終日、過ごしました。
平日とはいえ、ハロウィーン間近ということもあって、どちらのテーマパークも様々な仮装をした人々であふれていました。生徒たちは、仲間たちと相談しながら、いろいろと歩き回り、お目当てのアトラクションを体験したり、エンターテイメントを鑑賞したり、ショップでお土産を購入して、楽しく過ごしました。ホテルに帰着した時には、大きなお土産を抱えながら、楽しく過ごした様子を満面の笑顔で振り返っていました。
最終日は、ホテルを出発し、水陸両用バス「SKY DUCK」に乗車し、お台場や豊洲周辺の景色や各施設を陸上と海上から見学した後、羽田空港から航空機で新千歳空港へ降り立ち、学校へ向かいました。
水陸両用バスは、東京テレポートを出発して一般道を進み、お台場の各施設や豊洲市場の周辺を陸路から見学した後、スロープを下って海へ進入しました。海へ進入する瞬間には大きな水しぶきが上がり、歓声が沸き上がりました。生徒たちは、陸と海の両方から来年開催される東京オリンピックの競技施設や高層マンションの建設が急ピッチで進められている様子、道行く人々がバスを見かけて気軽に手を振る様子などを楽しんでいました。
新千歳空港に到着した後、解団式が行われ、校長は「積極的に実物を見たり、触れたり、味わったりする姿勢で見聞を広げた」「仲間や周囲の人のことを思いやるコミュニケーションがしっかりと図られていた」と振り返り、「見学旅行はこれで終わるが、高校生活や人生の旅はこれからも続く。今回の見学旅行で得たことを今後に生かしてほしい」と期待を寄せました。
生徒たちは、3泊4日の見学旅行を通して、一歩成長をとげたと感じます。残りの高校生活も仲間たちと協力しながら、有意義に過ごしてくれることでしょう。