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令和5年度日誌

とうとう始まりました見学旅行

朝8時奈井江商業高校を誰も遅刻することなく、5分早くバスで出発することができました。本日は千歳空港から羽田空港を経由して15時45分に岡山空港に到着するという移動が中心の旅程です。羽田空港では既にお土産を買っている生徒もいたので、荷物にならないか不安でしたが、その後予定よりも早く岡山空港に着き、山陽道屈指の大社である吉備津神社を観光しました。そのあと倉敷市にある国際ホテルに移動し、夕食でしたが、洋食のマナー講座も兼ねて食事をいただきました。初日から中々ハードな一日でしたが、普段経験できない貴重な体験をした一日でした。

10月25日(水)宿泊した倉敷国際ホテルの隣にある大原美術館を見ました。有名なエル・グレコ作「受胎告知」やゴーギャンの「かぐわしき大地」など、そんなに絵に詳しくない筆者でもどこかで見たことのある本物の絵の迫力に圧倒され、その後、美観地区独特の瓦屋根と白い壁の建物の中で、生徒たちは食べ歩きをしたり、お土産を選んだりと散策を楽しんでいました。

午後からは今回の旅行の大きなテーマである高梁市城南高校へ行きました。城南高校に着いた瞬間から外の渡り廊下から手を振って迎えてくれる生徒の皆さん、バスから降りたら校長先生を始め、教頭先生や学年の先生方の手厚い歓迎を受け、校長先生のご挨拶をいただいた後、授業見学や体験学習、特に城南高校での「総合的な探究の時間」の取組について紹介してくれました。その中で備中松山城の現城主である猫サンジューロー(何のことかわからない方は検索してください)をモチーフにしたクラフトペーパーを作る体験をしたり、その開発に対してその他それぞれの班がほとんど教室にいないで巡検に出かけていることなど、今本校で取り組んでいることをさらに先進的に実行しており、その芸術的な成果物も刺激を受けるものばかりでした。場所は近くのショッピングモールで毎週水曜日に行っているカフェ「ジョナカフェ」。ここでは実際に城南高校の生徒さんがカフェの照明等の設置からサービスまで各学科を特色を生かして実際にカフェを運営していました。いただいたスポンジケーキ大変おいしかったです。

その後城南高校に歩いて戻ると、城南高校2年生約120名が見送りに外で待機してくれていて、城南高校の校長先生を始め、先生方も皆さんでお見送りをしてくれました。本校の生徒も城南高校の生徒の皆さんと談笑するなど交流を深めることができ、お忙しい中ここまで準備してくれたことに心から感謝をして城南高校を後にしました。人と人との出会いというのはいかに大切なことなのか、改めて気づかされた一日でした。

3日目は生徒の皆さん誰一人体調を崩すことなく、自主研修に出発しました。本日は班行動なので班によっては、京都を散策してからUSJに行く班や京都を早く切り上げて、USJに時間を割く班など様々です。時間の配分の大小はありましたが、最終的には全ての班がUSJに集結しました。今では大阪を代表するアミューズメントパークですが、今日はハロウィンということもあり、平日なのに信じられないくらい混んでいて、どこを見ても行列、行列でこれもまたカルチャーショックでした。しかし日本を代表するアミューズメントパーク、どんなに混雑していても笑顔で接するスタッフの皆さんのサービス精神は学ぶところがあったと思います。

 

友好都市フィンランド国ハウスヤルビ町との交流事業も復活!

奈井江町は、福祉や医療など先進的な取組をされているフィンランド国ハウスヤルビ町と友好都市の提携を結んでおります。本校も国際交流視察として隔年で生徒がお世話になっておりました。コロナウイルス感染症の影響で令和元年度を最後にしばらく交流が見送りになっていましたが、今年度久しぶりにハウスヤルビ町の方々をお迎えして、高校を見学していただきました。高校生が2名来校してくれましたので、書道、弓道、茶道と日本ならではの伝統的文化を体験してもらいました。弓道の見本では2年生の木村さんが的のど真ん中に当て、拍手喝采を受けるシーンもあり、とても良い交流になったと思います。なお、ハウスヤルビ町より美しい模様が描かれた陶器をいただきました。ありがとうございました。

 

今年も晴れました。体育祭。

今回生徒会が中心となり行われた体育大会は、学年を縦に割って3チーム作り、体育大会を午前中に終えて、午後からは野外炊飯を行いカレーを作る。しかもどのチームが一番美味しかったかを競うという奇想天外な体育大会になりました。競技種目は鬼ごっこ、障害物競走、綱引き、大縄跳び、リレーと割と盛りだくさんで、競技もさることながら美味しいカレーを作るための具材を種目ごとに上位から好きな具材をゲットするという競争も行われます。中には納豆やウズラの卵などあんまりカレーとは関係ないのではという具材もあります。午後はチームに分かれて火起こし、そして各々が一生懸命作ったカレーを美味しくいただきました。今回のカレー炊飯に際しましてお米を提供していただいた鈴木孝一様大変感謝しております。ありがとうございました。そして少ない人数でいかに楽しむかを創造力を駆使して考え実行した生徒の皆さん本当にお疲れ様でした。

奈商祭2日目は久しぶりの一般公開復活!

2日目の目玉は一般公開による模擬店販売です。生徒は「食遊館」と名付けたお店でクレープや縁日を開き、キッチンカーの出店、PTAの模擬店ではたい焼き、焼き鳥、小学生へのわたあめ無料配布、ジュースの販売、そして今年度初めて雨竜高等養護学校の生徒の皆さんが丹精込めて作った陶器の販売を行いました。さらに一般公開では一階の特別教室を使ったお化け屋敷を披露、中には泣き出してしまう小学生もいたようです。最後を締めくくる花火大会の前に昨日雨天により外で踊れなかったよさこい演舞を行灯の前で踊りたいという生徒の希望から再び踊ることに。行灯に光が灯され感動する中、演舞を行い踊り終わった瞬間に花火が上がり始めるという演出は、まるで映画のワンシーンのようでした。生徒会を始め生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。

奈商祭2023は10年ぶりの復活行灯だ!

奈商祭の1日目が始まりました。初日の今年は何と言っても10年ぶりに復活した行灯とそれを灯しながら生徒と教員によるよさこいソーランを踊ること、そして創意工夫のクラス発表と盛りだくさんの内容でした。特に時間のない中土日も返上して作り上げた行灯は完成度が高く、圧倒的な存在感でした。しかし残念ながら雨がやまず、外での披露は中止となり体育館でのパフォーマンスとなりましたが、わざわざ碓井副町長が本校まで足を運んでいただきました。その後生徒会長の号令で、毎日練習してきた踊りを披露できたことは何にも代えがたい充実感でした。